「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1類感染症の対象疾患は、すべてウイルスが原因の疾患である。
- 3類感染症の対象疾患は、すべて細菌が原因の疾患である。
- 1〜4類感染症は、すべて全数把握対象疾患である。
- 1〜4類感染症の患者は、すべて特定業種への就業が制限される。
- 4類及び5類感染症の対象疾患は、いずれも人から人へ直接感染することはない。
「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)」に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
2、3
解説
1 誤
感染症法における1類感染症の対象疾患を以下に示す。
・ウイルスが原因の疾患
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ熱、マールブルグ熱、ラッサ熱、南米出血熱、痘そう
・細菌が原因の疾患
ペスト
2 正
感染症法においる3類感染症の対象疾患を以下に示す。
・細菌が原因の疾患
腸管出血性大腸菌、コレラ、細菌性赤痢、パラチフス、腸チフス
3 正
1〜4類感染症は、すべて全数把握対象疾患である。なお、5類感染症の一部は全数把握対象疾患である。
4 誤
感染症法において、1〜3類感染症の患者は特定業種への就業が制限されるが、4、5類感染症の患者は特定業種への就業が制限されない。
5 誤
4類感染症の対象疾患は、動物やその死体などを介して人に感染するため、人から人へ直接感染することはないが、5類感染症の対象疾患は、人から人へ感染する。
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