第100回薬剤師国家試験　問126　一塩基多型（SNP）

ある疾患を有する患者と健常人から得られたゲノムDNAを使用し、疾患原因の候補遺伝子の一塩基多型（SNP）と疾患との関連について検討したところ、下記の結果を得た。この疾患の発症に関して、遺伝子型TTの、その他の遺伝子型に対するオッズ比に最も近い値はどれか。１つ選べ。

0.52
1.3
6.8
9.1
12

解答・解説

解答
4

解説

オッズ比は以下の式で表すことができる。

設問の表より
健常人における要因あり（遺伝子型TTを有する）：2人
健常人のおける要因なし（遺伝子型AA、ATを有する）：198人
患者における要因あり（遺伝子型TTを有する）：20人
患者における要因なし（遺伝子型AA、ATを有する）：218人
これらのことから、遺伝子型TTの、その他の遺伝子型（遺伝子型AA、AT）に対するオッズ比を以下のように求めることができる。