エネルギー代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 非タンパク質呼吸商の値から、脂質と糖質の燃焼割合が推定できる。
- 基礎代謝量は、安静時エネルギー消費量とも呼ばれる。
- 糖質、脂質、タンパク質の物理的燃焼価を四捨五入して得られた整数値は、Atwater係数と呼ばれる。
- 基礎代謝基準値は、年齢や性別にかかわらず一定である。
- 成人の推定エネルギー必要量は、基礎代謝量に身体活動レベルを乗じて算出される。
エネルギー代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
1、5
解説
1 正
非タンパク質呼吸商の値から、脂質と糖質の燃焼割合を推定することが可能である。
非タンパク質呼吸商が1.0に近い:糖質の燃焼割合が多い
非タンパク質呼吸商が0.7に近い:脂質の燃焼割合が多い
2 誤
基礎代謝量とは、生きていくために必要な1日の最小限のエネルギー量であり、安静時エネルギー消費量とは異なる。
3 誤
Atwater係数(生物的燃焼値)とは、糖質、脂質、タンパク質1 gを酸素下で燃焼させた熱量(物理的燃焼値)に、吸収率を考慮にいれたエネルギー量のことである。
4 誤
基礎代謝基準値は、単位体重当たりの基礎代謝量のことであり、年齢や性別により異なる値を示す。
5 正
推定エネルギー必要量は、以下の式で算出される。
推定エネルギー必要量=基礎代謝量×身体活動レベル
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