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ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲンタマイシン硫酸塩(リンデロンVG)

◉名称、化学構造

一般名:ベタメタゾン吉草酸エステル・ゲンタマイシン硫酸塩
商品名:リンデロンVG

◉分類

皮膚外用合成副腎皮質ホルモン・抗生物質配合剤

◉効能・効果

【適応菌種】
ゲンタマイシン感受性菌

【適応症】
湿潤、びらん、結痂を伴うか、又は二次感染を併発している次の疾患
湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、掌蹠膿疱症

外傷・熱傷及び手術創等の二次感染

◉薬効薬理

【ベタメタゾン吉草酸エステル】

ステロイドは細胞質に存在するステロイド受容体に結合後核内に移行し、ステロイド反応性の遺伝子を活性化させ、その薬理作用を発揮する。また、血管内皮細胞やリンパ球等の細胞膜の障害を抑制するような膜の安定性に関与する作用や、ホスホリパーゼA2と呼ばれる細胞膜リン脂質からロイコトリエンやプロスタグランジンなど種々の炎症惹起物質を誘導する重要な酵素の機能を抑制する。免疫抑制作用に関しては、リンパ球に対する直接的な機能抑制、アポトーシスの誘導による。

【ゲンタマイシン硫酸塩】

細菌のタンパク合成を阻害することにより抗菌作用を発揮する。

◉使用する際の注意

  • 感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い感作されたことを示す兆候(そう痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱等)があらわれた場合には使用を中止する。
  • 大量又は長期にわたる広範囲の使用により、副腎皮質ホルモン剤を全身投与した場合と同様な症状があらわれることがある。
  • 症状改善後は、できるだけ速やかに使用を中止する。
  • 長期連用を避ける。

◉副作用

◉主な副作用

皮膚刺激感、潮紅、皮膚炎、発疹、接触性皮膚炎、皮膚の感染症など

◉重大な副作用[初期症状]

眼圧亢進、緑内障、後嚢白内障
[頭痛、目のかすみ、目の痛み、まぶしい]
(まぶたに使用したときや、大量または長期にわたり広い範囲に使用したとき)

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