◉名称、化学構造
一般名:ゾルピデム酒石酸塩
商品名:マイスリー
◉分類
入眠剤
◉効能・効果
不眠症
(統合失調症及び躁うつ病に伴う不眠症は除く)
◉薬理作用
◉使用する際の注意
- 連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避ける。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討する。
- 本剤の影響が翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事させないように注意する
◉体内動態
本剤は、主として肝薬物代謝酵素CYP3A4及び一部 CYP2C9、CYP1A2で代謝される
◉相互作用
◉薬物動態学的相互作用の要因
- CYP3A4誘導剤(リファンピシンなど)により本剤の血中濃度が低下する
◉薬力学的相互作用の要因
- 麻酔剤により、呼吸抑制が強く現れる
- 中枢抑制剤(バルビツール酸系薬、フェノチアジン系薬、アルコール)により中枢抑制作用が強く現れる
◉副作用
◉主な副作用
ふらつき、眠気、頭痛、残眠感、頭重感、めまい、不安、悪夢、気分高揚、吐き気、嘔吐、食欲不振、腹痛、動悸、発疹、かゆみ、倦怠感、疲労、下肢脱力感、複視、口渇、不快感など
◉重大な副作用[初期症状]
依存性、離脱症状 [
薬をやめられない、(減量・中止時に起こる)不安感・眠れない] 精神症状、意識障害
[幻覚、意識が薄れる、判断力が低下する]一過性前向性健忘、もうろう状態、睡眠随伴症状(夢遊症状など)
[入眠前・中途覚醒時の出来事を思い出せない、もうろうとする、眠っている時突然起き上がり無意識にしかし目が覚めているかのように歩きまわる]呼吸抑制
[呼吸をしにくい]肝機能障害、黄疸
[全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる]
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