薬剤師国家試験でも頻出の「SI単位系(国際単位系)」。
これは、世界中で共通に使われている単位の体系で、基本単位7つと、それらを組み合わせてできる誘導(組立)単位で構成されています。
◆ SI基本単位 ― 基本中の基本!単位界の“土台”
まずは、すべての単位のベースとなる7つの「SI基本単位」を押さえましょう。
| 物理量 | 単位記号 | 読み方 |
|---|---|---|
| 時間 | s | 秒 |
| 長さ | m | メートル |
| 質量 | kg | キログラム |
| 物質量 | mol | モル |
| 電流 | A | アンペア |
| 温度 | K | ケルビン |
| 光度 | cd | カンデラ |
これらはそれぞれ独立しており、他の単位から定義されません。
学生には語呂合わせ「カドのマックはスモールキング」で覚えるのが人気です。
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カド → cd(光度)
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マック → m(長さ)、A(電流)、K(温度)
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ス → s(時間)
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モール → mol(物質量)
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キング → kg(質量)
◆ SI誘導単位 ― 基本単位の“合体技”!
SI基本単位を組み合わせてできるのが「SI誘導(組立)単位」です。
たとえば、「力」は質量×加速度として、kg・m/s² のように表されます。
| 物理量 | 単位名(記号) | 組立式(定義) |
|---|---|---|
| 力 | ニュートン(N) | kg・m/s² = J/m |
| エネルギー・仕事 | ジュール(J) | kg・m²/s² = N・m |
| 圧力 | パスカル(Pa) | kg/m・s² = N/m² |
| 電圧・電位差 | ボルト(V) | J/C(ジュール ÷ クーロン) |
| 電気量 | クーロン(C) | A・s(アンペア × 秒) |
| 電気抵抗 | オーム(Ω) | V/A(ボルト ÷ アンペア) |
| 電力・仕事率 | ワット(W) | J/s (ジュール ÷ 秒) |
すべて、基本単位に立ち返ることができるのがポイントです。
◆ 圧力の単位換算も要チェック!
薬学では「血圧」などでおなじみの mmHg(ミリ水銀柱)や bar(バール)といった単位も登場します。
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1バール(1 bar)= 10⁵ パスカル(Pa)
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1 mmHg(=1 Torr)= 133.322 パスカル(Pa)
実際の問題では、「mmHg → Pa」の換算が出ることもあるため、数値ごと覚えておくと安心です。
◆ まとめ:SI単位は“世界の共通言語”
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基本単位7つを押さえることで、あらゆる物理量に対応可能。
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誘導単位は、基本単位の組み合わせ。式の意味を理解すれば暗記に頼らず使いこなせます。
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薬剤師国家試験やCBTでも必出。ただ覚えるのではなく、「意味とつながり」で身につけよう!
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