フルクトースは、単糖の一種であり、化学式はC₆H₁₂O₆である。果物や蜂蜜、甘味料(高果糖コーンシロップなど)に多く含まれているため、「果糖」とも呼ばれる。甘味が非常に強く、自然界における糖類の中で最も甘味度が高い。
フルクトースの特徴
- 構造:
- ケトース(ケトン基を有する糖)に分類される。
- 主に五員環(フラノース型)の環状構造をとるが、溶液中では直鎖型とも平衡状態をとる。
- 物理的性質:
- 無色の結晶性物質で、水に非常に溶けやすい。
- 天然での存在:
- 果物(リンゴ、バナナ、ブドウなど)や蜂蜜に多く含まれる。
- また、ショ糖(グルコースとフルクトースが結合した二糖)の構成糖としても存在する。
フルクトースの生理的役割
- エネルギー源:
- フルクトースは消化・吸収後、肝臓で代謝され、グルコースや脂肪酸に変換される。
- 体内のエネルギー代謝に寄与する。
フルクトース代謝
- 吸収:
- 小腸でGLUT5という輸送体を介して吸収される。
- 肝臓での代謝:
- フルクトースは肝臓に運ばれ、フルクトキナーゼによりリン酸化されてフルクトース-1-リン酸となり、解糖系や脂肪酸合成経路に取り込まれる。
- フルクトース代謝は、グルコース代謝とは異なり、インスリンの調節を受けない。





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