利尿薬に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
- マンニトールは、尿細管からほとんど再吸収されず、尿細管腔内の浸透圧を上昇させる。
- ブメタニドは、近位尿細管においてNa+-H+交換系を阻害する。
- トリアムテレンは、遠位尿細管から集合管においてNa+チャネルを遮断し、Na+の再吸収を抑制する。
- トリクロルメチアジドは、遠位尿細管においてNa+-Cl-共輸送系を抑制する。
- カンレノ酸は、アルドステロン受容体を遮断し、Na+の再吸収を抑制する。
利尿薬に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
解答 解説 2 誤っている 3 正しい 4 正しい 5 正しい解答・解説
2
1 正しい
マンニトールは、浸透圧性利尿薬であり、尿細管管腔内の浸透圧を上昇させ、尿細管からの水の再吸収を抑制することで利尿作用を示す。
ブメタニドは、ループ利尿薬であり、腎臓尿細管のヘンレ係蹄上行脚においてNa+-K+-2Cl-共輸送系を抑制することで利尿作用を示す。
トリアムテレンは、K保持性利尿薬であり、遠位尿細管末部や集合管のNa+チャネルを遮断し、Na+-K+交換系を間接的に抑制することで利尿作用を示す。
トリクロルメチアジドは、チアジド系利尿薬であり、主に遠位尿細管においてNa+-Cl-共輸送系を抑制することで利尿作用を示す。
カンレノ酸は、抗アルドステロン薬であり、遠位尿細管から集合管においてアルドステロン受容体を遮断し、Na+-K+交換系を抑制することで利尿作用を示す。
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[…] 第98回 問159 […]