表面・界面張力に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。
- 表面・界面張力は表面・界面過剰ギブズ自由エネルギーとして表すことができ、その単位はJ/m2で表される。
- 油滴が水中に存在するとき、サイズが小さい油滴ほどエネルギー的に安定である。
- 界面活性剤とは、表面・界面過剰ギブズ自由エネルギーを増大させる化合物の総称である。
- 食塩水は、純水に比べて表面張力が大きい。
- ヘキサンは、純水に比べて表面張力が大きい。
表面・界面張力に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 誤 3 誤 4 正 5 誤解答・解説
1、4
1 正
表面・界面張力は表面・界面過剰ギブズ自由エネルギーとして表すことができ、その単位はJ/m2またはN/mで表される。
油滴が水中に存在するとき、サイズが小さい油滴ほど単位質量当たりの油に多くの水が接触するため、エネルギー的に不安定である。
界面活性剤とは、表面・界面過剰ギブズ自由エネルギーを低下させる化合物の総称である。
水に食塩を溶解すると、負の吸着を起こすため、表面張力が上昇する。よって、食塩水は、純水に比べて表面張力が大きい。
分子間力が強い物質ほど表面張力は大きい。ヘキサンは無極性物質であり、極性を有する純水に比べると、分子間力が弱いため、ヘキサンは、純水に比べて表面張力が小さい。
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[…] 第99回 問94 […]