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脱水

【概要】
水分摂取の不足発汗・下痢・嘔吐などによる排泄の増加が原因となり、体液量が生理的範囲を下回った状態を指す。

【分類と特徴・原因】
人体の約60%は水分で構成されており、そのうち「細胞内液が約40%、細胞外液が約20%」を占める。細胞外液のうち75%は組織間液、25%は血漿である。 また、細胞外液にはナトリウム、細胞内液にはカリウムが多く含まれる。 体液が失われる際、水とナトリウムの喪失割合の違いによって、脱水は以下の3種類に分類される。

高張性脱水(水分の喪失が優位)
等張性脱水(水とナトリウムが等しく失われる)
低張性脱水(ナトリウムの喪失が優位)

しもっち
薬剤師国家試験対策として、脱水の分類では、血清ナトリウム濃度が上昇・正常・低下のどれになるかを理解することが重要です。
水は濃度の低い方から高い方へ移動するため、細胞外液が高張になると水は細胞外へ移動し細胞は縮小し、低張になると水は細胞内へ移動して細胞は膨張します。水とナトリウムのどちらが多く失われるかを関連づけて整理しておきましょう。
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分類 特徴・原因
高張性脱水 (水欠乏型脱水) ・水分がナトリウムより多く失われることで、細胞外液が高張となる。  
これにより、細胞内から細胞外へ水が移動し、細胞は脱水状態となる。
・血清ナトリウム濃度は上昇する。
【主な原因】 水の摂取不足、発熱・発汗・下痢などによる水分喪失
例:口渇の強い患者、水分制限、尿崩症など
等張性脱水 水とナトリウムがほぼ等量で失われる
血清ナトリウム濃度は正常範囲を保つ。
細胞外液の量が減少する。
【主な原因】 コレラ、出血、熱傷などでの急性な細胞外液の喪失
低張性脱水 ナトリウムが水より多く失われることで、細胞外液が低張となる。
・その結果、水は細胞外から細胞内へ移動し、細胞浮腫が生じる。
血清ナトリウム濃度は低下する。
【主な原因】 利尿薬使用、アジソン病、嘔吐、下痢、発汗、発熱
・その他:腸閉塞や熱傷などによる血管内水分の逸脱でも発生することがある。

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