【概要】
ショックとは、血圧の著しい低下を伴う急性の循環不全状態を指し、これにより全身の臓器や組織に十分な血液が行き渡らなくなり、多臓器障害へと進行するおそれがある。
循環機能は「循環血液量」「心収縮力(ポンプ機能)」「末梢血管の緊張(血管抵抗)」の3因子によって維持されており、これらのいずれかが障害されるとショック状態が引き起こされる。
【ショックの分類と原因】
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| 分類 | 原因 |
| 心原性ショック | 心臓のポンプ作用(心収縮力)の急激な低下によって発症する。 原因:心筋梗塞、心筋炎、心タンポナーデ |
| 神経原性 ショック | 自律神経系、特に交感神経の活動が抑制されることにより、 血管の緊張が失われて血圧が低下する。 原因:脊髄損傷、不安、驚愕 |
| アナフィラキシー ショック | I型アレルギーによる抗原抗体反応が血管透過性を亢進させ、血圧低下を招く。 ・原因:薬剤、食物、蜂毒、ラテックスなど |
| 循環血液量減少性 ショック | 血液あるいは体液の大量喪失によって、末梢組織への血流が著しく減少する。 ・原因:出血、熱傷、脱水、下痢、嘔吐 |
| 敗血症性ショック エンドトキシン ショック | グラム陰性菌由来のエンドトキシンが血管透過性を高めることで血圧が低下する。 ・原因:重篤な感染症、菌血症、敗血症 |






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