全身麻酔を導入する前に投与し、手術や麻酔による生理的・心理的な負担を軽減する目的で用いられる薬剤群である。投与により、術前の不安や緊張を和らげ、痛みや筋緊張を抑制し、麻酔導入をスムーズかつ安全に行える状態に整える。また、麻酔薬による副作用(気管支分泌亢進、徐脈、嘔吐、不整脈など)の予防にも寄与する。
| 目的 | 使用薬 |
| 不安や緊張の軽減 ・術前睡眠の確保 |
ベンゾジアゼピン系(ジアゼパム、ニトラゼパムなど) |
| 痛みの予防・鎮痛 | モルヒネ、ペチジン、ペンタゾシン、レミフェンタニルなど |
| 筋弛緩 | ベクロニウム、ロクロニウム、スキサメトニウムなど |
| 導入麻酔を速やかに行う (全身麻酔の第3期への移行) |
チオペンタール、チアミラール、プロポフォール、ミダゾラム |
| 迷走神経反射 (気管支分泌・徐脈など)の抑制 |
アトロピン、スコポラミン |
| 麻酔中の頻脈・不整脈予防 | プロプラノロール |
| 悪心・嘔吐予防と鎮静 (術中・術後の不安抑制含む) |
クロルプロマジン、ドロペリドールなど |






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