【概念】
肺がんとは、気管支・細気管支・肺胞上皮から発生する悪性腫瘍の総称である。発症には化学物質の吸入が深く関与し、特に喫煙は扁平上皮がんや小細胞がんのリスクを高めることが知られている。また、アスベスト曝露も肺がんや悪性中皮腫の重要な原因となる。
【症状】
初期には無症状であることが多い。
進行に伴い、咳嗽・喀血・呼吸困難・胸痛などが出現する。
小細胞肺がんなどでは異所性ホルモン産生腫瘍として、クッシング症候群やSIADH(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)を呈することがある。
転移は脳に最も多く、意識障害や頭痛などの症状を呈する。
【検査】
単純X線検査・胸部CT検査:初期スクリーニングと病変の評価に有用。
PET(FDG-PET)検査:がん細胞の糖代謝亢進性を利用し、18F-フルデオキシグルコース(FDG)の集積を評価する。
組織診・細胞診:確定診断には不可欠であり、腫瘍の性状・治療選択に重要。
②非小細胞肺がんの治療
・治療の第一選択は外科的切除。
・切除不能例や再発例では化学療法や分子標的治療を行う。
使用薬剤の例
・白金製剤
シスプラチン、カルボプラチン
・細胞障害性抗がん薬
ゲムシタビン、ドセタキセル、パクリタキセル、イリノテカン、ペメトレキセドなど









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