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第110回薬剤師国家試験 問190 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関する記述として、正しいのはどれか。2選べ。

  1. 末梢気道病変と気腫性病変が複合的に関与して発症する。
  2. 中高年期より若年期での発症が多い。
  3. 病期分類には、対標準1秒量(%FEV1)を用いる。
  4. 気管支ぜん息を合併している場合には、副腎皮質ステロイド製剤の吸入よりも内服が推奨される。
  5. インフルエンザワクチン接種は禁忌である。
解答・解説

解答
13

解説
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、気流閉塞(呼吸の通り道の狭窄)が持続的にみられる進行性の呼吸器疾患である。主に、末梢気道の慢性炎症(慢性気管支炎)と肺胞構造の破壊(肺気腫)の二つの病態が複合的に関与しており、これらの変化が不可逆的に進行することで発症する。
最大の危険因子は喫煙であり、他にも大気汚染や職業性粉じんの長期吸入などが発症に関与する。発症の多くは中高年以降であり、主な症状は慢性的な咳嗽、喀痰、労作時の呼吸困難である。
診断にはスパイロメトリー検査が用いられ、1秒量(FEV₁)とその予測値に対する割合(%FEV₁)が重症度分類の基準となる。

1 正
前記参照

2 誤
前記参照

3 正
前記参照

4 誤
COPDと気管支ぜん息を合併している場合には、副腎皮質ステロイド製剤の吸入剤を使用するのが基本である。

5 誤
COPD患者では、インフルエンザや肺炎球菌感染による急性憎悪を防ぐために、ワクチン接種が強く推奨される。

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