1. カンゾウ(甘草)
- 成分:グリチルリチン(トリテルペンサポニン)
- 基原植物:Glycyrrhiza uralensis、Glycyrrhiza glabra
- 薬用部位:根
- 作用:
- 抗炎症作用(グリチルリチンがコルチコステロイド様作用を示す)
- 鎮咳去痰作用(粘膜保護)
- 調和作用(薬物の毒性を緩和)
- 使用:
- 幅広い漢方薬に配合(補助的な役割)
- 「甘草湯」「芍薬甘草湯」などの鎮痛・鎮痙作用
甘味料として菓子やつくだ煮などに使用されるカンゾウは漢方処方の7割以上に含まれている。そのため、カンゾウ含有の漢方薬やグリチルリチン製剤の併用あるいは長期連用により、高血圧、低カリウム血症などの偽アルドステロン症やミオパシー(筋力低下、脱力感)を起こすことが知られている。
2. クジン(苦参)
- 成分:マトリン(アルカロイド)
- 基原植物:クララ
- 薬用部位:根
- 作用:
- 苦味健胃
- 止瀉
3. ケツメイシ(決明子)
- 成分:アントラキノン類(エモジン)
- 基原植物:エビスグサ
- 薬用部位:種子
- 作用:
- 緩下作用、整腸作用(腸を刺激し、便通を促す)
4. センナ(旃那葉)
- 成分:センノシドA(ビアントロン配糖体)
- 基原植物:Cassia angustifolia又は C. acutifolia
- 薬用部位:葉
- 作用:
- 刺激性瀉下作用(大腸を刺激し、排便を促進)
- 使用:
- 便秘薬
- 長期間の使用は耐性を生じるため注意
5. カッコン(葛根)
- 成分:プエラリン、ダイゼイン(イソフラボン類)、デンプン
- 基原植物:クズ
- 薬用部位:根
- 作用:
- 発汗・解熱作用(風邪の初期症状を改善)
- 筋肉弛緩作用(肩こり・頭痛を和らげる)
- 使用:
- 「葛根湯」に配合され、風邪・肩こり・頭痛の改善
6. オウギ(黄耆)
- 成分:アストラガロシド(サポニン)、フラボノイド
- 基原植物:Astragalus membranaceus 又はA. mongholicus
- 薬用部位:根
- 作用:
- 強壮(心身が強くなる)
- 利尿作用(水分代謝を促す)






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