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骨髄異形成症候群(MDS: Myelodysplastic Syndrome)

骨髄異形成症候群(MDS)とは、造血幹細胞の異常により血球の産生能が低下し、無効造血を引き起こす疾患群である。血球の形態異常や成熟障害を特徴とし、一部は急性骨髄性白血病(AML)へ移行する。

1. 原因と病態

① 無効造血(Ineffective Hematopoiesis)

  • 造血幹細胞の遺伝子異常により、血球の産生は行われるが、成熟異常のため機能不全の血球が増加する
  • 異常血球はアポトーシスを起こし、末梢血には出られない汎血球減少

② 骨髄異形成(Dysplasia)

  • 赤血球、白血球、血小板の形態異常がみられる

③ 急性骨髄性白血病(AML)への移行

  • 造血幹細胞が異常クローン化し、異常な芽球(未熟細胞)が増殖
  • 骨髄中の芽球が20%以上になるとAMLと診断される

2. 症状

① 貧血症状(赤血球減少)

  • 動悸、息切れ、倦怠感、めまい、頭痛、顔面蒼白

② 感染症リスク増大(白血球減少)

  • 好中球減少により細菌・真菌感染症を起こしやすい

③ 出血傾向(血小板減少)

  • 皮下出血、歯肉出血、鼻出血、紫斑、消化管出血

④ その他

  • 脾腫・肝腫(髄外造血による)
  • AMLへ進行すると発熱、全身倦怠感が増強

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