自己免疫性溶血性貧血(AIHA)は、自己抗体が赤血球を標的とし、補体やマクロファージを介して溶血を引き起こす疾患である。
1. 症状
- 貧血症状(倦怠感、息切れ、めまい、動悸)
- 黄疸(赤血球破壊によりビリルビン(間接型ビリルビン:優位)が増加)
- 脾腫(赤血球破壊が亢進)
2. 診断
血液検査
- 貧血(Hb↓)
- 網赤血球増加(骨髄での代償性増加)
- 間接ビリルビン増加(溶血による)
- ハプトグロビン低下(溶血による消費)
- LDH上昇(赤血球破壊による)
3. 治療
- ステロイド(プレドニゾロン)
- 初期治療として有効
- 効果があれば徐々に減量
- 免疫抑制剤(アザチオプリン、シクロホスファミド)
- ステロイド抵抗性の場合に使用
- 脾摘(脾臓での赤血球破壊が主体の場合)
- 輸血(重症例のみ、自己抗体の影響で交差適合試験が困難なことに注意)




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