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フルクトース

フルクトースは、単糖の一種であり、化学式はC₆H₁₂O₆である。果物や蜂蜜、甘味料(高果糖コーンシロップなど)に多く含まれているため、「果糖」とも呼ばれる。甘味が非常に強く、自然界における糖類の中で最も甘味度が高い。

フルクトースの特徴

  1. 構造:
    • ケトース(ケトン基を有する糖)に分類される。
    • 主に五員環(フラノース型)の環状構造をとるが、溶液中では直鎖型とも平衡状態をとる。
  2. 物理的性質:
    • 無色の結晶性物質で、水に非常に溶けやすい。
  3. 天然での存在:
    • 果物(リンゴ、バナナ、ブドウなど)や蜂蜜に多く含まれる。
    • また、ショ糖(グルコースとフルクトースが結合した二糖)の構成糖としても存在する。

フルクトースの生理的役割

  1. エネルギー源:
    • フルクトースは消化・吸収後、肝臓で代謝され、グルコースや脂肪酸に変換される。
    • 体内のエネルギー代謝に寄与する。

フルクトース代謝

  1. 吸収:
    • 小腸でGLUT5という輸送体を介して吸収される。
  2. 肝臓での代謝:
    • フルクトースは肝臓に運ばれ、フルクトキナーゼによりリン酸化されてフルクトース-1-リン酸となり、解糖系や脂肪酸合成経路に取り込まれる。
    • フルクトース代謝は、グルコース代謝とは異なり、インスリンの調節を受けない。

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