薬物の消化管吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。
- 小腸下部から吸収された薬物は門脈を介さずに全身循環へ移行する。
- P-糖タンパク質に認識される薬物の消化管からの吸収速度定数は、薬物の脂溶性と吸収速度定数との相関から推定される値よりも大きい。
- 食後に薬物を投与すると胃内容排出速度が上昇するため、薬物の最高血中濃度到達時間は早くなる。
- 脂溶性の高い薬物は、小腸吸収過程において非撹拌水層の影響を受けやすい。
- 消化管粘膜表面のpHは消化管管腔内のpHよりも低いため、弱酸性薬物の消化管からの吸収量は、管腔内pHから予想される量よりも少ない。
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