シトクロムP450(CYP)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ヒト肝組織中の存在量が最も多い分子種はCYP2D6である。
- エタノールの生体内での酸化反応に関与する。
- グルクロン酸抱合反応を担う主な酵素である。
- 遺伝的要因によりCYP2C19の代謝活性が低い人の割合は、白人と比較して日本人の方が少ない。
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含む健康食品の摂取で、CYP3A4の誘導が起こる。
シトクロムP450(CYP)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 正解答・解説
2、5
1 誤
ヒト肝組織中に存在比が最も多い分子種はCYP3A4である。
エタノールの生体内での酸化反応には、アルコール脱水素酵素、カタラーゼ及びCYP2E1が関与する。
グルクロン酸抱合反応を担う主な酵素は、UDP−グルクロン酸転移酵素である。
遺伝的要因によりCYP2C19の代謝活性の低い人(PM:poor metabolizer)の割合は、白人(約3%)と比較して日本人(約20%)の方が多い。
セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含む健康食品は、CYP3A4誘導作用を有する。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 第97回 問169 […]