全身麻酔薬による作用は、一般に導入期 → 発揚期 → 手術期 → 中毒期の順で進行する。
| 第1期 (導入期) |
大脳皮質(主に知覚領域)が抑制され、痛覚が消失する段階。まだ意識は保たれることが多い。 |
| 第2期 (発揚期) |
意識が消失するが、上位中枢の抑制系も抑制されるため、見かけ上の興奮(脱抑制)が出現する。 筋緊張亢進、呼吸の不規則化、血圧上昇、頻脈、散瞳など交感神経優位の症状が見られる。 生体が不安定な時期であり、この期間を短くすることが重要。 |
| 第3期 (手術期) |
作用が脊髄に及び、骨格筋が弛緩する。多シナプス反射が抑制され、各種反射も消失する。外科手術に最も適した状態。 |
| 第4期 (中毒期) |
延髄の呼吸・循環中枢まで抑制され、呼吸停止や著しい血圧低下が起こる危険な段階。この期に至らないよう厳密に管理する。 |






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