複雑部分発作は、意識障害を伴う部分発作(焦点発作)である。
大脳の特定の部位(主に側頭葉)から異常な電気活動が始まり、意識障害や自動症を引き起こす。
1. 特徴
- 意識障害を伴う(完全には応答できない・ぼんやりする)
- 発作は局所から始まるが、全身には広がらないことが多い
- 自動症(口をもぐもぐ動かす、手をこする、無意味な動作など)を伴うことが多い
2. 症状
① 発作前兆
- 意識障害が始まる前に感じる違和感や異常感覚
- 胃の違和感(みぞおちの上昇感)
- デジャヴ(既視感)
- 幻覚(匂いや音の異常)
- 恐怖感、不安感
- めまい
② 意識障害
- 周囲に反応できない状態になる(軽度の意識混濁)
- 会話が成立せず、指示にも反応しない
- 発作後に記憶が曖昧になる(健忘)
③ 自動症(Automatism)
- 目的のない無意識な動作
- 口をもぐもぐ動かす(口部自動症)
- 手をこする、衣服を触る(手指自動症)
- 歩き回る、奇妙な動作をする(運動自動症)




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