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血清クレアチニン値

血清クレアチニン値とは、血液中に含まれるクレアチニンの濃度を測定した値である。
クレアチニンは筋肉内でエネルギー供給に関与するクレアチンが代謝されて生成される老廃物であり、主に腎臓を通じて尿中に排泄される。血清クレアチニン値は腎機能を評価するための重要な指標である。

クレアチニンの生成と排泄

  1. 生成
    筋肉に存在するクレアチンリン酸がエネルギー供給の過程で代謝され、クレアチニンが生成される。この生成量は筋肉量に比例するため、個人差がある。
  2. 排泄
    血液中のクレアチニンは腎臓でろ過され、尿中に排泄される。腎機能が正常であれば、血清クレアチニン値は一定の範囲内に保たれる。

基準値

  • 成人男性:約0.7~1.3 mg/dL
  • 成人女性:約0.5~1.0 mg/dL
  • 子供:年齢や体格により異なるが、約0.3~0.7 mg/dL

基準値は測定方法や施設によって若干異なることがある。

血清クレアチニン値の臨床的意義

  1. 腎機能の指標
    クレアチニンは腎臓で効率よく排泄されるため、血清クレアチニン値の上昇は腎機能低下を示唆する。特に、腎臓の糸球体ろ過量(GFR)が低下すると、クレアチニンが体内に蓄積し値が高くなる。
  2. 腎疾患の早期発見
    血清クレアチニン値の変化をモニタリングすることで、慢性腎臓病(CKD)や急性腎不全の早期発見に役立つ。
  3. 腎クリアランスの計算
    血清クレアチニン値は、GFRの推定に使用される「クレアチニンクリアランス」や「eGFR(推定糸球体ろ過量)」の算出に必要である。

異常値の原因

  1. 値が高い場合
    • 腎機能低下(慢性腎臓病、急性腎不全)
    • 脱水症状(血液が濃縮されるため)
    • 高筋肉量(筋肉由来のクレアチニン生成増加)
    • 筋肉損傷(横紋筋融解症など)
  2. 値が低い場合
    • 筋肉量の減少(加齢、栄養不良、筋疾患)
    • 妊娠(血液量の増加による希釈効果)

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