葉酸(ようさん、Folic Acid)は、水溶性のビタミンB群の一種で、主に細胞の生成やDNA合成、修復に関わる重要な栄養素である。人体の成長や発達に欠かせないため、妊娠中や成長期に特に必要とされる。
葉酸の役割
- DNAの合成と修復
- 葉酸は、DNAやRNAの構成成分であるヌクレオチドの合成に必要な物質を供給する。これにより、細胞の分裂や成長を手助けする。
- 赤血球の生成
- 骨髄での赤血球の生成を助ける役割があります。葉酸が不足すると、巨赤芽球性貧血という赤血球の異常が起こる可能性がある。
- 胎児の発育促進
- 妊娠初期には胎児の神経管(脳や脊髄に発達する部分)の正常な形成に関与し、神経管閉鎖障害(二分脊椎など)のリスクを低減する。
葉酸を多く含む食品
葉酸は調理や加工で失われやすいため、新鮮な食品を摂取するのが重要である。
- 野菜
- ホウレンソウ、ブロッコリー、アスパラガス、芽キャベツなど
- 豆類
- レンズ豆、大豆、エンドウ豆など
- 果物
- オレンジ、イチゴ、バナナ、キウイフルーツなど
- 動物性食品
- レバー(特に鶏レバー)、卵黄など
- 強化食品
- 葉酸を添加したシリアルやパン
葉酸不足の影響
- 胎児への影響
- 妊娠初期に不足すると、胎児に神経管閉鎖障害が生じるリスクが高まる。
- 貧血
- 葉酸不足は赤血球の異常を引き起こし、巨赤芽球性貧血の原因となる。





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