脳の構造とその機能的役割
1. 脳の大まかな構成
脳は主に以下の5つの部分に分類される。
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大脳:運動、感覚、思考、記憶、言語などの高次脳機能をつかさどる。
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間脳:視床・視床下部などを含み、自律神経系や内分泌系の中枢を担う。
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脳幹(中脳・橋・延髄):生命維持に必要な呼吸・循環・嚥下などを調節。
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小脳:運動の協調や姿勢保持、バランス制御を担当。
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脊髄:中枢と末梢をつなぐ経路として働く。
2. 大脳の内部構造
大脳は「大脳皮質」と「大脳髄質」からなる。
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大脳皮質(灰白質)
神経細胞の細胞体が密集する領域で、感覚や運動、思考を担う。 -
大脳髄質(白質)
神経線維が集まり、情報の伝達路として機能する。
また、大脳の深部には大脳基底核(灰白質)が存在し、これは以下のように分類される:
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尾状核・被殻(→ 線条体)
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淡蒼球(→ レンズ核)
大脳基底核は、不随意運動の制御に重要であり、障害されるとパーキンソン病などの運動障害を生じる。
3. 大脳皮質の領域と機能
大脳皮質は機能ごとに領域が分かれ、それぞれが特定の役割を持つ。
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前頭葉:計画・創造性・感情・意欲・言語の運動など
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運動性言語中枢(ブローカ野):発語の制御(障害 → 運動性失語)
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頭頂葉:体性感覚、空間認知
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側頭葉:聴覚、記憶
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感覚性言語中枢(ウェルニッケ野):言語の理解(障害 → 感覚性失語)
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後頭葉:視覚情報の処理
また、大脳縦裂により左脳・右脳に分かれており、左右で機能の偏り(優位性)もみられる。
4. 大脳辺縁系
大脳辺縁系は情動や本能、記憶に関わる脳のシステムで、以下の構造を含む
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扁桃体:情動の処理(怒り・不安・恐怖など)
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海馬:記憶の形成に不可欠
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帯状回:他者への共感など
5. 基底核の意義
大脳基底核は、運動の開始と抑制を調整する働きを持つ。錐体外路性運動に関与し、この部位に障害が生じると振戦・固縮・寡動などの運動障害がみられる。また、基底核にはマイネルト基底核が存在し、ここから海馬へコリン作動性神経が投射され、記憶形成にも影響を与えている。
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