周術期の患者において血栓症のリスクが最も高い薬剤はどれか。1つ選べ。
- メトホルミン塩酸塩錠
- サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物錠
- ダパグリフロジンプロピレングリコール錠
- ドロスピレノン・エチニルエストラジオール錠
- セマグルチド錠
周術期の患者において血栓症のリスクが最も高い薬剤はどれか。1つ選べ。
解答
4
解説
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール錠は、月経困難症に用いられるホルモン配合剤であり、エチニルエストラジオールにより血液凝固因子の合成が促進され、血栓症リスクが有意に上昇することが知られている。そのため、手術前4週以内、手術後2週以内、産後4週以内、または長期安静状態にある患者への投与は禁忌とされ、周術期は原則として中止する必要がある。
一方、メトホルミン、ダパグリフロジン、セマグルチドは経口糖尿病治療薬であり、脱水や感染症リスクがあるため、周術期は原則中止のうえインスリン製剤で代用する。また、サクビトリルバルサルタンは心不全治療薬であり、周術期にレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の抑制作用による低血圧が懸念されるため、手術前24時間以内に中止が望ましい。
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