解答
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解説
アジソン病は、副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイドおよび鉱質コルチコイド)の分泌低下により生じる疾患である。糖質コルチコイドの不足による症状には倦怠感、低血糖、体重減少などがあり、鉱質コルチコイドの不足により低Na血症、脱水、血圧低下、高K血症などがみられる。これに伴い、負のフィードバックによりACTHが高値となる。
本症例では、糖質コルチコイドとしてヒドロコルチゾンが導入されているが、低Na血症および低血圧が改善しないことから、鉱質コルチコイドの補充が不十分であると考えられる。
1 誤
デキサメタゾンは、強力な糖質コルチコイドであり、鉱質コルチコイド作用はほとんど示さないため、追加薬としては不適切である。
2 誤
ベタメタゾンは、強力な糖質コルチコイドであり、鉱質コルチコイド作用はほとんど示さないため、追加薬としては不適切である。
3 正
フルドロコルチゾンは、鉱質コルチコイド作用を有するため、低Na血症・高K血症・低血圧を是正する目的で追加することは適切である。
4 誤
スピロノラクトンは、抗アルドステロン薬であり、高K血症を悪化させる可能性があるため、追加薬としては不適切である。
5 誤
エプレレノンは、抗アルドステロン薬であり、高K血症を悪化させる可能性があるため、追加薬としては不適切である。
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