症例対照研究の特徴として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- まれな疾患の研究には適していない。
- バイアスが生じやすい。
- 多数のアウトカムを扱うことができる。
- 後ろ向き研究である。
- 大きなサンプルサイズが必要である。
症例対照研究の特徴として、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答
2、4
解説
症例対照研究(ケースコントロール研究)とは、疾患(アウトカム)の有無に基づいて対象を症例群と対照群に分け、過去の曝露歴を遡って調査する後ろ向き研究である。主に、まれな疾患や潜伏期間が長い疾患の原因探索に適しており、短期間・小規模でも実施可能であるという利点を有する。一方で、情報バイアス、選択バイアス、交絡因子の影響を受けやすく、因果関係の厳密な証明には不向きである。
1 誤
症例対照研究は、すでに発症している症例群を起点とするため、まれな疾患でも効率的に対象集団を形成することが可能である。
2 正
本研究は後ろ向きに過去の曝露歴を調査する設計であるため、情報バイアスや選択バイアスが生じやすい。
3 誤
症例対照研究は、特定の疾患(アウトカム)の有無を基点として原因を遡る研究であるため、多数のアウトカムを一度に扱うことは原則として困難である。多数のアウトカムを扱う設計にはコホート研究が適している。
4 正
症例対照研究は、疾患発症後に曝露歴を遡って調査する後ろ向き研究に分類される。
5 誤
コホート研究や無作為化比較試験(RCT)に比べると、症例対照研究は比較的小規模なサンプルサイズでも実施可能であり、研究コストや時間も抑えられる。
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