分散系医薬品と製剤の種類(投与時)との組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答・解説
解答
1、4
解説
1 正
ドキシル注は、抗がん剤ドキソルビシンをPEG修飾リポソームに封入した製剤である。リポソームはリン脂質二重層で薬物を包み込み、体内分布や薬物放出を制御する。また、PEG修飾を行うと、網内系での捕捉を回避し、血中滞留時間を延長する。
2 誤
ネオーラル内用液は、シクロスポリンを自己乳化型マイクロエマルション製剤であり、グリセリン脂肪酸エステルやポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を乳化剤として用い、水中で自己乳化して安定した微小油滴を形成する。
3 誤
リュープリン注射用は、生体分解性高分子(乳酸・グリコール酸共重合体)を基材とするマイクロスフェア懸濁性注射剤である。なお、多相エマルションは、o/w/o型やw/o/w型のようなエマルションの液滴の中にさらに細かい液滴が乳化されている状態をいう。
4 正
含糖酸化鉄はコロイド性注射剤で、鉄をコロイド粒子として水中に分散させた製剤である。細網内皮系で取り込まれ、徐々に有効成分を解離し、骨髄に運ばれ鉄として利用される。
5 誤
ディプリバンは、プロポフォールを大豆油や卵黄レシチンなどで脂肪乳剤(O/W型エマルション)にした製剤である。なお、サスペンションとは懸濁剤のことである。










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