解答
1、4
解説
1 正
Aの段階で行う塩素処理は「前塩素処理」と呼ばれ、以下のような原水の特徴がある場合に実施される。
①:アンモニア態窒素の量が多いとき
②:原水に藻類や小さな動物が多く生息しているとき
③:鉄やマンガンが多く溶けていて、塩素消毒で濁りや色が出るとき
④:硫化水素を含む場合
⑤:一般細菌数が5,000個/mL、または大腸菌数が2,500個/mL以上の場合
2 誤
Bの段階で中塩素(中間塩素)処理の後に活性炭処理を行うと、残った塩素の殺菌作用で生物膜ができにくくなるため、生物活性炭処理の効果は期待できない。一方、活性炭処理の後に中間塩素処理を行うと、活性炭に微生物が付着して生物膜を作ることができ、生物活性炭として有機物の除去を行うことが可能となる。
3 誤
急速ろ過の過程では、砂層及び石礫層に繁殖した微生物による生物ろ過膜は形成されない。そのため、本法では、微生物による有機物の除去効果はほとんど認められない。一方、緩速ろ過の過程では、生物ろ過膜が形成されるため、微生物による有機物の除去効果が認められる。
4 正
Cの段階でオゾン処理と粒状活性炭処理を追加すると、オゾンの強い酸化力と活性炭の吸着作用によって、原水中に含まれる溶解性の有機物やにおいの原因物質を分解・除去するのに効果的である。
5 誤
フミン質のようなトリハロメタンの前駆物質を除去する目的で活性炭を使用するのはA段階である。フミン質は塩素処理を受けるとクロロホルムなどのトリハロメタンに変わってしまうため、塩素処理が終わった後のDの段階で活性炭を入れても、トリハロメタンの前駆物質(フミン質)の除去効果はほとんど期待できない。
コメント