1 血尿・タンパク尿
(1)タンパク尿
【概要】
健康な成人では、尿中へのタンパク質排泄量は1日40~80mg程度であり、これが1日150mgを超えると「タンパク尿」と判断される。
腎疾患の早期発見や経過観察において重要な指標である。
(2)血尿
【概要】
血尿とは、赤血球が尿中に混入した状態で、腎・尿路系疾患の診断において重要な症候である。
尿沈渣を用いた顕微鏡的検査で赤血球の有無を確認し、顕微鏡的血尿と肉眼的血尿に分類される。
また、試験紙法で尿潜血陽性を契機に発見される場合も多い。
2 尿量異常・排尿障害
1)尿量異常
【概要】
腎臓の糸球体では1日に約150~180Lの原尿が生成されるが、そのうち99%以上は尿細管で再吸収され、最終的な1日あたりの排尿量は約1,000~1,500mLとなる。
この排尿量が極端に多い状態を「多尿」、極端に少ない状態を「乏尿」や「無尿」と呼ぶ。
2)頻尿
【概要】
1日8回以上の排尿、あるいは就寝中に1回以上排尿する状態を頻尿という。排尿回数は個人差があるが、通常は1日4〜6回が目安であり、尿量ではなく回数に注目する点が重要である。
3)排尿障害
【概要】
排尿に関する機能的あるいは器質的障害によって、排尿に支障が生じた状態を指す。









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