こんにちは。本日は「支持組織(supportive tissues)」について学んでいきます。
支持組織は体を一定の形に保ち、内臓や器官を構造的に支える重要な役割を果たします。
1. 支持組織とは?
支持組織とは、生体の構造的な支えとなる組織の総称です。
これらの組織は、細胞外マトリックス(extracellular matrix)が豊富で、細胞同士が直接接しているというよりも、マトリックスを介して存在しているのが特徴です。
● 主な支持組織の例
・骨組織、軟骨組織
・真皮、皮下組織、線維性の腱や靱帯
・血液、リンパ液
これらの組織は、単なる構造だけでなく、物質の貯蔵、免疫防御、細胞間伝達など、多機能な役割を担います。
2. 支持組織に存在する細胞
支持組織において、中心的な役割を果たす細胞は次の通りです。
● 線維芽細胞(fibroblast)
結合組織に最も多く存在する細胞で、コラーゲンやエラスチンなどの繊維成分を産生します。
傷の修復や組織の維持に不可欠です。
● その他の細胞
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マクロファージ:異物の貪食・免疫応答
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肥満細胞:ヒスタミンの放出などアレルギー反応に関与
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脂肪細胞:エネルギーの貯蔵
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形質細胞:抗体産生を担うB細胞由来の細胞
また、特定の組織には以下の専門的な細胞が含まれます。
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骨組織:骨芽細胞、骨細胞、破骨細胞
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軟骨組織:軟骨細胞
3. 細胞外マトリックス(ECM:Extracellular Matrix)
細胞外マトリックスとは、細胞の外に存在する不溶性物質の集合体で、組織の構造と機能を支える基本的な構成要素です。
主な成分と機能
◉ 繊維成分
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コラーゲン:引っ張りに強く、組織の強度を維持する
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エラスチン:弾力性をもち、柔軟性と伸縮性を付与する
◉ 基質成分(糖タンパク質など)
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プロテオグリカンやグリコサミノグリカンが含まれ、水分を保持して組織の体積を安定させる働きがある
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ゲル状の基質により、栄養やシグナル分子の拡散も制御
◉ 無機成分(骨や歯)
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リン酸カルシウムは、骨や歯に多く含まれ、硬くて丈夫な構造を形成
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結晶化した形でマトリックスに沈着し、骨強度を高める
4. まとめ:支持組織のキーポイント
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主な構成 | 線維芽細胞+細胞外マトリックス |
| マトリックスの成分 | コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、リン酸カルシウムなど |
| 主な役割 | 組織の構造維持、保護、柔軟性・強度の付与、貯蔵や防御機能も |
| 代表的な支持組織 | 骨、軟骨、真皮、靱帯、血液など |
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