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扁桃核(Amygdala)

扁桃核は、大脳辺縁系に属する小さなアーモンド状の神経核であり、脳の深部、側頭葉の内側に位置する。感情処理、特に恐怖や不安といった情動反応において中心的な役割を果たす。また、記憶、特に感情的に強い体験に関連する記憶の形成に重要である。

扁桃核の主な機能

  1. 感情の処理
    • 特に恐怖、不安、怒りといった強い感情の認識と反応に関与。
    • 感情的刺激に対する身体反応(心拍数増加、呼吸変化など)の調整を行う。
  2. 記憶の形成と感情の関連付け
    • 海馬と連携して、感情的に重要な出来事を記憶に定着させる。
    • 特に「恐怖記憶」の形成に重要な役割を果たす。
  3. 脳の他の領域との情報伝達
    • 視床視床下部と連携し、自律神経系を通じた身体的反応を制御。
    • 前頭前野と連携し、意思決定や感情の制御に関与。

扁桃核の関与する神経機能と行動

  • 恐怖反応
    扁桃核は、危険を検知して迅速な反応を引き起こす「恐怖回路」の中心的役割を果たす。
  • 情動学習
    報酬や罰に関連する情報を学習し、適切な行動を選択する。
  • ストレス応答
    扁桃核は、ストレスホルモン(例:コルチゾール)の分泌を調整する視床下部-下垂体-副腎軸に影響を与える。

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