大脳辺縁系は、大脳の内側部分に位置し、感情や記憶、動機づけ、行動調整などに深く関与する神経構造の集合体である。情動と本能的行動を制御している。大脳皮質とより深部の脳構造をつなぐ重要な役割を果たしている。
大脳辺縁系の主な構造とその機能
- 海馬(Hippocampus)
- 記憶の形成と情報の統合に関与。
特にエピソード記憶(出来事に関する記憶)の形成が重要。 - 空間認知やナビゲーションにも関与。
- アルツハイマー病などで最初に影響を受ける部位。
- 記憶の形成と情報の統合に関与。
- 扁桃核(Amygdala)
- 感情、特に恐怖や怒りなどの強い情動反応を処理。
- 感情的な経験を記憶に関連付ける。
- ストレス応答や自律神経系の調整にも関与。
- 帯状回(Cingulate Gyrus)
- 情動と行動の調整。
- 痛みの認知や社会的行動に関与。
- 情報の注意配分や意欲の調整を担う。




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