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基質レベルのリン酸化

基質レベルのリン酸化(substrate-level phosphorylation) とは、高エネルギーリン酸化合物から直接ADPへリン酸基(P)を転移し、ATPを生成する反応 である。

🔹 基質レベルのリン酸化の特徴

解糖系やクエン酸回路で見られる
酸化的リン酸化(電子伝達系)とは異なるメカニズム

🔹 代表的な基質レベルのリン酸化反応

① 解糖系での基質レベルのリン酸化(細胞質で起こる)

1,3-ビスホスホグリセリン酸 → 3-ホスホグリセリン酸
(酵素:ホスホグリセリン酸キナーゼ)
ATP 1分子を産生

ホスホエノールピルビン酸(PEP)→ ピルビン酸
(酵素:ピルビン酸キナーゼ)
ATP 1分子を産生

👉 これにより、解糖系全体で 1分子のグルコースから2ATP が得られる。

② クエン酸回路(TCA回路)での基質レベルのリン酸化(ミトコンドリアマトリックスで起こる)

サクシニルCoA → コハク酸
(酵素:スクシニルCoAシンテターゼ)
GTP(またはATP)1分子を産生

👉 TCA回路では1回転ごとにGTPが1分子生成される(組織によってはATPに変換される)。

🔹 基質レベルのリン酸化の生理的重要性

  • 無酸素環境でのATP産生に不可欠(例:激しい運動時、低酸素環境、赤血球など)
  • 解糖系やTCA回路の活性に関与

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