MENU
YAKUZERO オンライン授業コース クリック

一酸化窒素(NO)

こんにちは。本講義では、「一酸化窒素(NO)」という特異な情報伝達物質について解説します。
NOは神経伝達物質や血管拡張因子として働き、しかも受容体を介さずに直接作用するというユニークな特徴を持ちます。

1. 一酸化窒素(NO)とは?

  • 小さい分子 → 細胞膜を自由に通過できる

  • 合成されたNOはそのまま近隣細胞に拡散し、シグナルを伝える

  • 特に血管拡張作用において重要な役割を果たす

2. NOを介した血管平滑筋の弛緩メカニズム

以下の4ステップで、血管内皮細胞から平滑筋細胞に作用が伝達され、血管が拡張されます

🔷 Step ①:アセチルコリン刺激 → NO合成開始

  • アセチルコリンが血管内皮細胞のムスカリンM₃受容体に結合

  • Gqタンパク質を介して、ホスホリパーゼCが活性化

  • 細胞内Ca²⁺濃度上昇 → NO合成酵素(eNOS)が活性化

🔷 Step ②:アルギニンからNOを生成

  • 活性化されたeNOSが、アルギニンからNO(一酸化窒素)を生成

🔷 Step ③:NOが平滑筋細胞に拡散 → セカンドメッセンジャー活性化

  • NOは細胞膜を通過し、血管平滑筋細胞へ拡散

  • 平滑筋細胞内の可溶性グアニル酸シクラーゼに直接作用

  • これにより、cGMP(サイクリックGMP)が増加

🔷 Step ④:cGMPによる筋弛緩

  • 増加したcGMPがプロテインキナーゼG(PKG)を活性化 → 平滑筋弛緩

  • 結果として、血管が拡張し、血圧が低下

3. 臨床との関連:NOと薬理作用

薬剤 概要
ニトログリセリン 血管内皮を介さず、直接NOを放出 → 狭心症治療
PDE5阻害薬(シルデナフィル等) cGMP分解を抑制 → NOの効果持続 → 勃起不全治療薬として利用

✅ まとめ

段階 内容
刺激受容 M₃受容体 → Gq活性化
NO生成 アルギニン → NO(eNOS活性)
シグナル伝達 NO → 平滑筋細胞へ拡散
筋弛緩機構 可溶性GC → cGMP↑ → PKG活性化 → 弛緩

🔍試験を確実に合格したい方へ

国家試験にも頻出の重要テーマについて、ポイントを絞ってわかりやすく解説してきました。

とはいえ、限られたスペースでは「出題の背景」や「実際に解ける力をつける学び方」まで十分にカバーできないのが現実です。

✔ なぜこの知識が重要なのか?
✔ 国家試験ではどんな聞かれ方をするのか?
✔ 苦手を克服するには、どこから手をつければいいのか?

こうした疑問を一つひとつ解消しながら、合格に必要な力を“土台から積み上げる”ための講座が、YAKUZEROプレミアムコースです。

YAKUZEROプレミアムコースとは?

  • ✅ すべての講義が国家試験の出題基準に完全準拠

  • ✅ 電子黒板を使った“視覚でわかる講義”

  • ✅ 暗記で終わらせない!「なぜそうなるか」まで解説

  • ✅ 苦手な分野を「得点源」へ変える徹底サポート

理解すれば、国家試験はもっと戦える。
あなたの学びを、今より一歩深く――
YAKUZEROが、全力で支えます。

→ [▶ 詳細・受講はこちら(YAKUZEROプレミアムコース)]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする