MENU
YAKUZERO オンライン授業コース クリック

メチオニン(Met、M:Methionine)

メチオニンは、硫黄を含む必須アミノ酸の一種で、化学式は C5H11NO2S である。動物の体内では合成できないため、食物から摂取する必要がある。メチオニンは、タンパク質の構造を形成するだけでなく、重要な生化学的プロセスにおいても多くの役割を果たしている。

構造と性質

  1. 構造
    • メチオニンは、アミノ基(-NH2)、カルボキシル基(-COOH)、そして側鎖にメチル基(-CH3)を含むチオエーテル構造(-S-)を持つアミノ酸である。
  2. 性質
    • 非極性アミノ酸で、疎水性の性質を有する。
    • 側鎖の硫黄原子は、メチル基の供給源として生体内の化学反応で重要な役割を果たす。

生理的役割

  1. メチル基供給源
    • メチオニンは、体内でS-アデノシルメチオニン(SAM)という分子に変換される。SAMは、多くのメチル化反応(DNAやタンパク質のメチル化など)に関与し、遺伝子発現や細胞機能の調節に重要である。
  2. システインの前駆体
    • メチオニンは、体内でシステインの合成に必要である。システインは、抗酸化物質であるグルタチオンの合成に利用される。
  3. タンパク質合成
    • メチオニンは、タンパク質の合成開始において重要な役割を果たす。特に真核生物では、メチオニンがタンパク質合成の最初のアミノ酸として使用される。
  4. 脂質代謝
    • メチオニンは、脂肪の代謝や肝臓の健康維持に重要な役割を果たす。

栄養学的側面

  1. 必須アミノ酸
    • メチオニンは必須アミノ酸であり、体内で合成できないため、食物からの摂取が必要である。
  2. 食品中の供給源
    • メチオニンは、動物性食品に豊富に含まれている。
      • 肉類、魚、卵
      • 乳製品
      • 一部の植物性食品(ナッツ、種実類、豆類)にも含まれている。

      よかったらシェアしてね!
      • URLをコピーしました!

      コメント

      コメントする