ミオクロニー発作(Myoclonic Seizure)は、突然の短時間の筋収縮(ピクッとするような素早い動き)を特徴とする発作であり、意識は通常保たれる。全般てんかんの一症状としてみられることが多く、若年ミオクロニーてんかん(JME)が代表的な疾患である。
1. 特徴
- 突然の短時間の筋収縮(ピクッとする動き)
- 持続時間は1秒未満で、一瞬で終わる
- 意識は通常保たれる
- 左右対称のこともあれば、片側のこともある
- まれに全身に広がることもある
- 眠気や覚醒直後に起こりやすい
- 刺激(光、音、ストレス、睡眠不足)で誘発されることがある
2. 症状
筋収縮の特徴
- 突発的な筋収縮により、体がピクッと動く
- 1回だけで終わることもあれば、連続することもある
- 腕や肩がピクッと動き、物を落とすことがある
- まれに足に起こり、転倒することもある
- 発作後の疲労感はほとんどない
3. 治療
① 薬物療法(抗てんかん薬)
- バルプロ酸(VPA)
- レベチラセタム(LEV)
- クロナゼパム(CZP)
- ラモトリギン(LTG)
② 生活指導
- 睡眠不足を避ける
- 過度なストレスを避ける
- 光刺激(ゲーム、ディスコのフラッシュライトなど)に注意
- 規則正しい生活を心がける
4. ミオクロニー発作と類似疾患の比較
| 疾患 | 主な違い |
|---|---|
| ミオクロニー発作 | 突然のピクッとする動き、短時間(1秒未満)、意識の自覚症状がない |
| 強直間代発作 | 強直期→間代期の順で全身けいれん、意識消失、転倒を伴う |
| 欠神発作 | 数秒間の意識消失、けいれんはなし、まばたきや口の動きがみられる |
| 本態性振戦 | 安静時や動作時にみられる持続的なふるえ |




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