パーフォリンは、細胞性免疫において重要な役割を果たすタンパク質であり、主にキラーT細胞(細胞傷害性T細胞)やナチュラルキラー(NK)細胞によって分泌される。標的細胞の膜に孔(穴)を形成することで、病原体感染細胞や腫瘍細胞を破壊するプロセスを支える。
主な特徴
- 孔形成タンパク質
パーフォリンは標的細胞の細胞膜に結合し、孔を形成することで細胞膜の透過性を高める。 - カルシウム依存性
パーフォリンの活性化にはカルシウムイオンが必要である。
作用メカニズム
- 標的細胞の認識
- キラーT細胞やNK細胞が、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を特異的に認識する。
- 顆粒の放出
- 活性化された免疫細胞は、細胞内に蓄積されたパーフォリンを顆粒として標的細胞に向けて放出する。
- 孔形成
- パーフォリンが標的細胞の細胞膜に結合し、孔を形成する。
- グランザイムの侵入
- パーフォリンによる孔を通じて、アポトーシス(プログラムされた細胞死)を誘導する酵素「グランザイム」が標的細胞内に侵入する。
- 細胞死の誘導
- グランザイムの作用により、標的細胞がアポトーシスを起こし、自滅する。
生物学的意義
- 感染細胞の排除
- ウイルス感染細胞を破壊し、ウイルスの拡散を防ぐ。
- 腫瘍細胞の除去
- 腫瘍細胞を認識して破壊することで、がんの発生や進行を抑制する。
- 免疫系の防御機構
- パーフォリンの働きは、細胞性免疫の一環として病原体や異常細胞の排除を担う。




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