【概要】
全身の臓器や組織に血液を送り届けるためには、
①十分な循環血液量
②心臓のポンプ機能(心収縮力)
③末梢血管の適切な緊張(血管抵抗)
の3要素がバランスよく保たれている必要がある。これらのいずれかが急激に破綻すると、血圧が著しく低下し、全身への血流が維持できなくなる。この状態をショックという。ショックが進行すると、各臓器への酸素供給が不足し、やがて多臓器不全へと移行する危険があるため、迅速な対応が必要となる。
しもっち国家試験対策としては、ショックを**「どの因子が破綻しているか」で判断できるようにしておきましょう。**
✔ 心収縮力の低下 → 心原性ショック
✔ 循環血液量の減少 → 低容量性ショック
✔ 血管抵抗の低下 → 神経原性・アナフィラキシー・敗血症性ショック
このように、ポンプ・血液量・血管抵抗のどこが障害されているかを整理して覚えておくことが重要です。
また、アナフィラキシーショックではヒスタミンによる血管拡張と透過性亢進、敗血症性ショックではエンドトキシンによる血管拡張が関与するなど、機序と原因を結びつけて理解しておきましょう。
疾患名だけでなく、「なぜ血圧が下がるのか」という視点で整理しておきましょう。
✔ 心収縮力の低下 → 心原性ショック
✔ 循環血液量の減少 → 低容量性ショック
✔ 血管抵抗の低下 → 神経原性・アナフィラキシー・敗血症性ショック
このように、ポンプ・血液量・血管抵抗のどこが障害されているかを整理して覚えておくことが重要です。
また、アナフィラキシーショックではヒスタミンによる血管拡張と透過性亢進、敗血症性ショックではエンドトキシンによる血管拡張が関与するなど、機序と原因を結びつけて理解しておきましょう。
疾患名だけでなく、「なぜ血圧が下がるのか」という視点で整理しておきましょう。
スクロールできます
| 分類 | 原因 |
| 心原性ショック | 心臓の収縮力が急激に低下し、十分な血液を全身へ送り出せなくなることで発症する。 ・原因:心筋梗塞、心筋炎、心タンポナーデ など |
| 神経原性 ショック |
自律神経、とくに交感神経の機能低下により血管緊張が失われ、血管が拡張して血圧が低下する。 ・原因:脊髄損傷、不安、驚愕 |
| アナフィラキシー ショック |
I型アレルギー反応によりヒスタミンなどが放出され、血管拡張および血管透過性亢進が 起こり急激な血圧低下を招く。 ・原因:薬剤、食物、蜂毒、ラテックスなど |
| 循環血液量減少性 ショック |
血液や体液の急激な喪失により循環血液量が減少し、組織への血流が維持できなくなる。 ・原因:出血、熱傷、脱水、下痢、嘔吐 |
| 敗血症性ショック エンドトキシン ショック |
重篤な感染症により放出された細菌由来の毒素(特にグラム陰性菌のエンドトキシン) が血管拡張と透過性亢進を引き起こし、血圧が低下する。 ・原因:重篤な感染症、菌血症、敗血症 |



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