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ゴルジ体(Golgi Apparatus)

ゴルジ体(Golgi Apparatus)は、真核細胞内に存在する細胞小器官の一つであり、タンパク質や脂質の修飾・加工・分配を担う重要な役割を果たしている。ゴルジ装置とも呼ばれる。

構造

ゴルジ体は、シス面(Cis-face)、中間領域、トランス面(Trans-face)から構成される。これらの領域は、一連の扁平な膜構造(シス小胞、シス腔)から成る。

  • シス面は、小胞体に近く、小胞体から輸送されたタンパク質や脂質を受け取る役割を果たす。
  • トランス面は、細胞内外に分配される物質を送り出す出口として機能する。

ゴルジ体の構造は階層的で、シス面からトランス面へと輸送される過程で分子が段階的に修飾される。

主な機能

  1. タンパク質の修飾
    • 小胞体で合成されたタンパク質に対し、糖鎖の付加(グリコシル化)や硫酸化、リン酸化などの化学修飾を行う。
    • これにより、タンパク質が特定の機能を持つようになり、適切な場所へ輸送される準備が整う。
  2. 脂質の修飾と加工
    • ゴルジ体は、脂質を加工して細胞膜や細胞小器官の膜構成成分を作る。
    • スフィンゴ脂質やグリコ脂質の合成が行われる。
  3. 分子の仕分けと輸送
    • 修飾されたタンパク質や脂質は、ゴルジ体内で適切に分類され、小胞として細胞内外の目的地へ輸送される。
      • リソソーム:分解酵素や膜タンパク質が輸送される。
      • 細胞膜:分泌タンパク質や膜成分が輸送される。
      • 細胞外:ホルモンや消化酵素などの物質が分泌される。
  4. 糖タンパク質や糖脂質の生成
    • ゴルジ体で行われる糖鎖修飾により、糖タンパク質や糖脂質が合成され、細胞間の認識やシグナル伝達に重要な役割を果たす。

ゴルジ体の重要性

ゴルジ体は、細胞内での物流センターのような役割を果たしており、細胞の機能を正確かつ効率的に遂行するために不可欠である。特に、タンパク質や脂質の修飾や輸送は、ホルモン分泌、免疫応答、細胞の構造維持など、さまざまな生命活動に直結している。

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