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コカイン(Cocaine)

コカインは、コカ植物(Erythroxylum coca)の葉から抽出される天然アルカロイドであり、中枢神経系を強く刺激する薬物である。医療用途では局所麻酔薬として使用されることがあるが、高い依存性と乱用の危険性を持つため、厳しく規制されている。

1. 化学構造と性質

  • 構造: エステル基とアミン基を含むトロパンアルカロイド。
  • 性状: 白色の結晶性粉末または塊状であり、水やアルコールに可溶。

2. 作用機序

  1. 神経伝達物質の再取り込み阻害:
    • コカインは脳内のドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンの再取り込みを阻害し、シナプス間隙でのこれらの濃度を上昇させる。
    • これにより、覚醒感、多幸感、興奮状態を引き起こす。
  2. 短時間での強い効果:
    • 効果は迅速かつ短時間であり、再使用が促進されることで依存のリスクが高まる。

3. 医療用途

  • 局所麻酔薬

    4. 非医療使用と乱用

    1. 乱用目的:
      • 覚醒感、エネルギー増加、快感を得るために使用される。
    2. 依存性:
      • 精神的依存が極めて強く、使用を中止すると強い渇望や抑うつ、疲労感などの離脱症状が現れる。
    3. 急性中毒の症状:
      • 心拍数の増加、不整脈、血圧上昇、発汗、錯乱、さらには心停止や脳卒中のリスクがある。

    5. 健康への影響

    1. 短期的影響:
      • 多幸感、覚醒感、疲労感の抑制、興奮状態。
      • 高用量では、不安感、妄想、攻撃的行動。
    2. 長期的影響:
      • 心血管系の損傷(高血圧、心筋梗塞、脳卒中)。
      • 鼻粘膜や中隔の壊死(長期の吸入使用による)。
      • 精神疾患(抑うつ、幻覚、コカイン精神病)。

    6. 法規制

    • 日本では麻薬及び向精神薬取締法に基づき、麻薬に指定されている。

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