解答
3
解説
1 誤
メトホルミン塩酸塩は、AMP依存性プロテインキナーゼを活性化し、肝臓での糖新生を抑制、末梢での糖利用を促進することにより高血糖を改善する。
2 誤
ピオグリタゾン塩酸塩は、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を活性化し、インスリン抵抗性を軽減することにより高血糖を改善する。
3 正
ナテグリニドは、膵臓ランゲルハンスB(β)細胞に存在するSU受容体に結合し、インスリンの分泌を促進することにより高血糖を改善する。
4 誤
ボグリボースは、α−グルコシダーゼを阻害し、二糖から単糖の生成を抑制することにより食後の高血糖を改善する。
5 誤
イプラグリフロジンL−プロリンは、腎臓の近位尿細管に存在するSGLT2(sodium−glucose cotransporter2)を阻害し、グルコースの再吸収を抑制することにより高血糖を改善する。