薬剤師国家試験出題項目

状態関数と経路関数 

1 状態関数

状態関数(状態量)とは、「系の状態が定まると一義的に定まる物質量」のことである。状態関数(量)には、体積、質量、内部エネルギー、エントロピー、エンタルピー、自由エネルギー、濃度、密度、温度などがある。

1) 示量性、示強性状態関数
 状態関数は、示量性状態関数、示強性状態関数に大別される。
(1)示量性状態関数(状態量)
質量、体積、内部エネルギー、エントロピー、エンタルピー、自由エネルギーなどで、系の大きさに伴ってその大きさも変化する。

例:質量に注目して考えた場合
A(5kg)+B(5kg)→AB(10kg)

(2)示強性状態関数(状態量)
濃度、密度、温度、モルエントロピー、モルエンタルピー、化学ポテンシャルなどで、系の大きさが変化しても、その値は変化しない。

例:濃度に注目して考えた場合
A(5%)+B(5%)→AB(5%)


2 経路関数

経路関数には、熱、仕事があり、状態関数と異なり、反応過程が異なるとその値も異なる。

<参考:ヘスの法則について>
ヘスの法則は「状態量の変化量は、反応経路によらず、始めの状態と最後の状態で決まる」と表現される。

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