オーグメンチン配合錠125SS、250RS(クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物)

オーグメンチン配合錠125SS、250RS(クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物) 名称 商品名:オーグメンチン 一般名:クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物 剤型・規格 ・配合錠 ●125SS 日局クラブラン酸カリウム6.25mg(力価) 日局アモキシシリン水和物125mg(力価) ●250RS 日局クラブラン酸カリウム125mg(力価) 日局アモキシシリン水和物250mg(力価) 構造 ・クラブラン酸カリウム ・アモキシシリン水和物 薬効分類 複合抗生物質製剤 β–ラクタマーゼ阻害薬配合剤 薬効薬理・作用機序 アモキシシリンは、合成ペニシリンで、グラム陽性菌、陰性菌の細胞壁合成を阻害し殺菌的な抗菌力を示す。クラブラン酸は、β–ラクタマーゼ阻害剤でβ–ラクタマーゼによる抗生物質分解作用を不可逆的に阻害することにより、アモキシシリンの抗菌活性を増強させる。 <抗菌作用> 本剤に感性のブドウ球菌属、淋菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、インフルエンザ菌、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く) 適応症、服用方法、使用方法 ●表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、淋菌感染症、子宮内感染、子宮付属器炎、中耳炎 <オーグメンチン配合錠125SS> 通常成人は、1回2錠、1日3〜4回を6〜8時間毎に経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 <オーグメンチン配合錠250RS> 通常成人は、1回1錠、1日3〜4回を6〜8時間毎に経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 禁忌 ・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 ・伝染性単核症のある患者 [発疹の発現頻度を高めるおそれがある。] ・本剤の成分による黄疸又は肝機能障害の既往歴のある患者 [再発するおそれがある。] 相互作用 1)薬力学的相互作用 ・ワルファリン 本剤のビタミンKの産生を抑制し、ワルファリンの作用が増強される可能性があると考えられているが機序は不明である。 2)薬物動態学的相互作用 ・プロベネシド 尿細管におけるアモキシシリンの分泌を減少させる。 ・経口避妊薬、ミコフェノール酸モフェチル 本剤は、経口避妊薬、ミコフェノールの腸管循環による再吸収を抑制する可能性がある。 副作用 1)主な副作用 消化器障害(悪心、嘔吐、下痢、軟便、腹痛等)、肝機能検査値異常、血液検査異常 2)重大な副作用 ・ショック、アナフィラキシー 呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹などが認められることがある。 不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 ・中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症 発熱(38℃以上)、皮膚の広い範囲が赤くなる、赤くなった皮膚の上に小さな白いブツブツ小膿疱が出る、食欲不振が認められることがある。 異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 ・無顆粒球症、顆粒球減少、血小板減少 感冒様症状、紫斑などが認められることがある。 異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 ・急性腎障害 尿量の減少、腎臓の腫れ、背中の痛み、発熱などが認められることがある。 異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 ・偽膜性大腸炎、出血性大腸炎 腹痛、粘血便、頻回の下痢が認められることがある。 異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。 ・肝障害 AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害が現れることがある。 高齢者、男性で現れやすいとされている。 また、長期投与と関連性があるとされている。 ・間質性肺炎、好酸球性肺炎 咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT検査などを実施すること。 間質性肺炎、好酸球性肺炎が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等適切な処置を行うこと。 ・無菌性髄膜炎 項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐、意識混濁等が認められることがある。 このような症状が現れた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。 補足 ・アモキシシリンとクラブラン酸を配合することにより、βラクタマーゼ産生菌に対してアモキシシリンの抗菌活性を増強させた製剤である。 ・本剤はアモキシシリン水和物とクラブラン酸Kを2:1で含有している製剤であるが、βラクタマーゼ阻害作用を示すに当たり本剤よりアモキシシリン水和物に対するクラブラン酸Kの配合比が少なくてもよいとする見解もあるため、肺炎や虫垂炎などに対してアモキシシリンのみ増量したい場合、本剤にアモキシシリン水和物(サワシリンやパセトシン)を併用し、アモキシシリンの投与量を増量することがある(俗に言うオグサワ処方)。なお、250RS製剤を6錠服用すると、クラブラン酸Kの量が多く、下痢などの消化器症状を引き起こすことがあるため、望ましくないとされている。 (注意事項) 作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。 医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。 → Read More