日別アーカイブ: 2019年7月4日

ニュープロパッチ2.25 mg/4.5 mg/9 mg/13.5 mg/18 mg(ロチゴチン)

名称

商品名:ニュープロ
一般名:ロチゴチン


剤形、規格

パッチ:2.25、4.5、9、13.5、18 mg


構造

下田武

構造中に麦角系アルカロイド類似構造を有していないことから、非麦角系ドパミン作動薬に該当しています。


薬効分類

<2.25 mg、4.5 mg製剤>
ドパミン作動性パーキンソン病治療剤
レストレスレッグス症候群治療剤

<9 mg、13.5 mg、18 mg製剤>
ドパミン作動性パーキンソン病治療剤


薬効薬理・作用機序

ドパミン受容体に対してアゴニスト作用を示すことにより、運動機能障害改善作用を示す。

下田武

本剤は貼付剤であり、経皮投与により、効力が長時間持続するとされています。


適応症、服用方法、使用方法

・パーキンソン病
通常、成人にはロチゴチンとして1日1回4.5mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間毎に1日量として4.5mgずつ増量し維持量(標準1日量9mg〜36mg)を定める。
なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は36mgを超えないこと。
本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

・中等度から高度の特発性レストレスレッグス症候群(下肢静止不能症候群)
通常、成人にはロチゴチンとして1日1回2.25mg/日からはじめ、以後経過を観察しながら1週間以上の間隔をあけて1日量として2.25mgずつ増量し維持量(標準1日量4.5mg〜6.75mg)を定める。
なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日量は6.75mgを超えないこと。
本剤は肩、上腕部、腹部、側腹部、臀部、大腿部のいずれかの正常な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

下田武

レストレスレッグス症候群は、むずむず脚症候群、下肢静止不能症候群とも呼ばれ、本症候群では、睡眠時や乗り物あるいは映画館などじっとしているときに脚に不快感が伴うとされています。
なお、その不快感は、脚を動かすと和らぐとされています。


警告

前兆のない突発的睡眠及び傾眠等がみられることがあり、また突発的睡眠等により自動車事故を起こした例が報告されているので、患者に本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し、本剤貼付中には、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意すること。


使用できない場合(禁忌)

1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
2. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者


使用するにあたっての注意事項

1)本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与により突発的睡眠等により自動車事故を起こした例が報告されている。突発的睡眠を起こした症例の中には、傾眠や過度の眠気のような前兆を認めなかった例あるいは投与開始後1年以上経過した後に初めて発現した例も報告されている。患者には本剤の突発的睡眠及び傾眠等についてよく説明し、自動車の運転、機械の操作、高所作業等危険を伴う作業に従事させないよう注意すること。

2)本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与により起立性低血圧がみられることがある。本剤の投与は少量から開始し、めまい、立ちくらみ、ふらつき等の起立性低血圧の兆候や症状が認められた場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。

3)本剤を他の抗パーキンソン剤と併用した場合、ジスキネジア、幻覚、妄想、錯乱等の副作用が発現しやすくなる可能性があるため、これらの副作用があらわれた場合には減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと。

4)本剤の急激な減量又は中止により、悪性症候群を誘発することがあるため、減量・中止が必要な場合は漸減すること。

5)本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与により病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等の衝動制御障害が報告されている。このような症状が発現した場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
また、患者及び介護者等にこのような衝動制御障害の症状について説明すること。

6)レストレスレッグス症候群患者において、本剤を含めたドパミン受容体作動薬の投与によりAugmentation(症状発現が2時間以上早まる、症状の増悪、他の部位への症状拡大)が認められることがある。
このような症状が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

7)本剤の貼付により皮膚症状が発現した場合には、必要に応じてステロイド外用剤又は抗ヒスタミン外用剤等を使用するか、あるいは本剤の使用を中止するなど、症状に応じて適切な処置を行うこと。また、小水疱を含む適用部位反応が発現した場合、あるいは適用部位以外に及ぶ広範な皮膚炎が認められた場合には本剤の使用を速やかに中止すること。なお、適用部位に発疹や刺激反応等が認められた場合には、日光により発現部位の皮膚が変色するおそれがあるので、回復するまで発現部位への直射日光は避けること。

8)本剤の貼り替えの際、貼付している製剤を除去せずに新たな製剤を貼付した場合、本剤の血中濃度が上昇するため、貼り替えの際は先に貼付した製剤を除去したことを十分に確認するよう患者及び介護者等に指導すること。


副作用

<主な副作用>
適応部位反応、悪心、幻覚、ジスキネジア、傾眠、嘔吐、頭痛 など

<重大な副作用>
1)突発的睡眠
2)幻覚、妄想、せん妄、 錯乱
3)悪性症候群
4)肝機能障害


体内動態

本剤は主に抱合酵素(硫酸抱合酵素、グルクロン酸抱合酵素)とCYP(CYP2C19、CYP1A2等)で代謝される。


飲み合わせ(相互作用)

<併用注意>
・ドパミン拮抗剤
(フェノチアジン系薬剤、ブチロフェノン系薬剤、メトクロプラミド等)
本剤の作用が減弱するおそれがある。

・抗パーキンソン剤
(レボドパ、抗コリン剤、アマンタジン塩酸塩、ドロキシドパ、エンタカポン、セレギリン塩酸塩、ゾニサミド等)
ジスキネジア、幻覚、錯乱等の副作用が増強することがある。


(注意事項)
作成日時の時点における医薬品情報を使用して作成しております。
医薬品を使用する前には、必ず最新の添付文書を確認するようにしてください。