日別アーカイブ: 2019年6月10日

第104回薬剤師国家試験 問39

アンピシリンによる抗菌作用の標的はどれか。1つ選べ。

1 細胞膜リン脂質
2 DNA依存性RNAポリメラーゼ
3 リボソーム30Sサブユニット
4 リボソーム50Sサブユニット
5 トランスペプチダーゼ

 

 

 

 


解説
アンピシリンは、βラクタム系抗菌薬であり、細胞壁合成に関与するトランスペプチターゼを阻害することにより抗菌作用を示す。


解答
5

第104回薬剤師国家試験 問38

プロスタノイド TP受容体を遮断することで、抗アレルギー作用を示すのはどれか。1つ選べ。

1 プランルカスト
2 オザグレル
3 セラトロダスト
4 クロモグリク酸
5 メキタジン

 

 

 

 

 


解説
選択肢のうち、プロスタノイド TP受容体(トロンボキサンA2受容体)を遮断することで、抗アレルギー作用を示すのは「セラトロダスト」である。
1 誤
プランルカストは、ロイコトリエン受容体遮断薬であり、ロイコトリエン受容体を遮断し、ロイコトリエンの作用を抑制することで抗アレルギー作用を示す。
2 誤
オザグレルは、トロンボキサン合成酵素を阻害し、TXA2産生を抑制することで抗アレルギー作用を示す。
3 正
4 誤
クロモグリク酸は、肥満細胞へのCa
2の流入を抑制し、ケミカルメディエーター(ヒスタミンやロイコトリエンなど)の遊離を抑制することで抗アレルギー作用を示す。
5 誤
メキタジンは、ヒスタミンH1受容体を遮断することで抗アレルギー作用を示す。


解答
3

第104回薬剤師国家試験 問37

TNF–αに特異的に結合することで、TNF–αとその受容体の結合を阻害するのはどれか。1つ選べ。

1 インフリキシマブ
2 プレドニゾロン
3 トシリズマブ
4 アバタセプト
5 トファシチニブ

 

 

 

 

 


解説
1 正
インフリキシマブは、遺伝子組換え抗ヒトTNF−αモノクローナル抗体であり、可溶性及び膜結合型TNF−αに対して選択的に結合し、血中のTNF−αの中和作用とサイトカインIL−1、6の産生を抑制する。
2 誤
プレドニゾロンは、合成糖質コルチコイドであり、サイトカインの産生を抑制する。
3 誤
トシリズマブは、ヒト化抗ヒトIL−6受容体抗体であり、IL−6受容体に結合し、IL−6が受容体に結合することを阻害する。
4 誤
アバタセプトは、T細胞選択的共刺激調節剤であり、抗原提示細胞表面のCD80/86に結合し、CD28を介した共刺激シグナルを阻害する。
5 誤
トファシチニブは、ヤヌスキナーゼ阻害剤であり、ヤヌスキナーゼを阻害し、サイトカイン受容体を介したシグナル伝達を抑制する。


解答
1

第104回薬剤師国家試験 問36

サルポグレラートによる血小板凝集抑制の作用機序はどれか。1つ選べ。

1 プロスタノイドIP受容体刺激
2 セロトニン 5–HT2受容体遮断
3 シクロオキシゲナーゼ阻害
4 ホスホジエステラーゼⅢ阻害
5 トロンボキサン合成酵素阻害

 

 

 

 


解説
サルポグレラートは、セロトニン5−HT2受容体(Gqタンパク質共役型受容体)を遮断し、細胞内カルシウムイオン濃度の上昇を抑制して血小板凝集を抑制する。


解答
2

第104回薬剤師国家試験 問35

キサンチンオキシダーゼを選択的に阻害するのはどれか。1つ選べ。

1 ベンズブロマロン
2 アロプリノール
3 コルヒチン
4 ラスブリカーゼ
5 プロベネシド

 

 

 

 


解説
選択肢のうち、キサンチンオキシダーゼを選択的に阻害するのは「アロプリノール」である。
1 誤
ベンズブロマロンは、腎臓の近位尿細管に存在する尿酸トランスポーターを阻害し、腎臓における尿細管の再吸収を抑制する。
2 正
3 誤
コルヒチンは、チュブリンと結合して微小管形成を阻害する。
4 誤
ラスブリカーゼは、血中の尿酸をアラントインと過酸化水素に分解し、尿中に排泄することにより血中尿酸値を低下させる。
5 誤
プロベネシドは、近位尿細管において尿酸トランスポーターを阻害し、腎臓における尿細管の再吸収を抑制する。


解答
2