日別アーカイブ: 2019年6月6日

第104回薬剤師国家試験 問27

ムスカリン性アセチルコリン受容体を選択的に刺激することで、消化管や膀胱の運動を亢進するのはどれか。1つ選べ。

1 ベタネコール
2 オキシブチニン
3 チオトロピウム
4 ネオスチグミン
5 ピレンゼピン

 

 

 

 

 


解説
選択肢のうち、ムスカリン性アセチルコリン受容体を選択的に刺激することで、消化管や膀胱の運動を亢進するのは、「ベタネコール」である。
1 正
2 誤
オキシブチニンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断することにより、膀胱平滑筋の収縮を抑制する。
3 誤
チオトロピウムは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断することにより、気管支平滑筋の収縮を抑制する。
4 誤
ネオスチグミンは、コリンエステラーぜを阻害し、アセチルコリンの分解を抑制することによりコリン作動性神経を刺激する。
5 誤
ピレンゼピンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断することにより、胃酸分泌を抑制する。


解答
1

第104回薬剤師国家試験 問26

アゴニストの用量–反応曲線が低用量側にあるほど値が大きいのはどれか。1つ選べ。

1 ED50
2 LD50
3 KD
4 pA2
5 pD2

 

 

 

 


解説
問題文の「アゴニストの用量−反応曲線が低用量側にある」という記述を「低用量でアゴニスト作用を発揮する薬物」と置き換えると問題を解きやすくなる。低用量でアゴニスト作用を発揮する薬物は、ED50が小さく、ED50の負の対数値であるpD2は大きくなる。
低用量側でアゴニスト作用を発揮する薬物はLD50が小さく、受容体と薬物の親和性が大きいため、KDも小さい。また、pA2は競合阻害剤の強さを示す値であり、競合阻害剤を添加していない場合pA2を算出することはできない。


参考
・ED50
薬物を投与した一群の動物の50%において基準と定めた効果を発揮する用量
・KD
解離定数
・LD50
薬物を投与した一群の動物の50%を死亡させる薬物用量
・pA2
アゴニスト単独投与量の用量−反応曲線を2倍高用量側に平行移動させるのに必要な競合的アンタゴニストのモル濃度の負の対数値


解答
5

第104回薬剤師国家試験 問25

水域における生活環境の保全に関する環境基準において、河川にのみ定められている項目はどれか。1つ選べ。

1 水素イオン濃度(pH)
2 生物化学的酸素要求量(BOD)
3 化学的酸素要求量(COD)
4 浮遊物質量(SS)
5 溶存酸素量(DO)

 

 

 

 


解説
水域における生活環境の保全に関する環境基準において、河川にのみ定められている項目は、「生物化学的酸素要求量(BOD)」である。

全亜鉛、ノニルフェノール、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩については、「水生生物の保全に係る環境基準」に定められている項目である。


解答
2