35歳男性。微熱、鼻水、咳の症状を訴えて薬局を訪れ、対応した薬剤師が、以下の成分からなる総合感冒薬を販売することとなった。この男性には服用薬はなく、副作用歴、アレルギー歴のいずれもないことを確認した。
問314 (実務)
この男性から、この総合感冒薬を服用した後に以下の症状の訴えがあった場合、直ちに服用を中止させ医師への受診勧奨を行わなければならない事例はどれか。2つ選べ。
- 便秘気味になった。
- 口が渇いた。
- 眠気を催した。
- 高熱が出て、目の粘膜に水ぶくれができた。
- 服用後すぐに息苦しさが現れた。
問315 (法規・制度・倫理)
その後、この男性が医療機関で受診したところ、当該症状は、医薬品の副作用であると診断され、副作用被害救済制度の説明がなされた。副作用被害救済制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 添付文書に記載されている用法・用量に従わずに使用した場合、救済の対象とならないことがある。
- 副作用被害救済制度には、葬祭料の支給に関する規定はない。
- 副作用被害救済の請求があった場合、対象となる疾病等が医薬品の副作用によるものであるかどうか等の医学的薬学的判定については厚生労働大臣が行う。
- 医薬品の副作用による疾病について医療費及び医療手当が支給されるには、必ず入院治療が行われる必要がある。
- 医薬品の副作用によって障害が残った場合、障害年金は障害の程度にかかわらず、一律決まった額が支給される。
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[…] 第99回 問314〜315 […]