関節リウマチに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 滑膜細胞からは、IL−6やTNF−αなどの炎症性サイトカインが分泌される。
- 合併症として、間質性肺炎がある。
- リウマトイド因子は、IgMのFc部分に対する自己抗体である。
- 全身の大小の関節が障害されるが、脊椎は障害されない。
- 手指では、特に遠位指節間関節(DIP)が障害されやすい。
関節リウマチに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
解答 解説 2 正 3 誤 4 誤 5 誤解答・解説
1、2
1 正
本疾患では、滑膜細胞からIL−6やTNF−αなどの炎症性サイトカインが分泌され、骨破壊が亢進する。
本疾患は、関節炎を主症状とする全身性免疫疾患であり、合併症として、間質性肺炎、リウマトイド結節、貧血、血管炎等の関節外症状を起こすことがある。
リウマトイド因子は、IgGのFc部分に対する自己抗体であり、関節リウマチ患者の多くで認められることから、関節リウマチのマーカーとして利用されている。
本疾患における関節症状は手指等の小関節から始まることが多いが、症状の進行にしたがって大関節、脊髄まで障害される場合もある。
本疾患では手指の近位指節間関節(PIP)や中指節間関節(MCP)が障害されやすく、遠位指節間関節(DIP)は障害されにくい。
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